the Complete Lojban Language 日本語抄訳: Difference between revisions
mNo edit summary |
|||
(11 intermediate revisions by 3 users not shown) | |||
Line 1: | Line 1: | ||
== 抄訳の手直しのお願い == | |||
2011年1月に、[[CLL 勉強会 日本語レジュメ|東京での The Complete Lojban Language (以下 CLL)勉強会]]から CLL を[http://ponjbogri.github.io/cll-ja/ 日本語抄訳]するプロジェクトが発足しました。 [https://github.com/ponjbogri/cll-ja 手直しの pull request] を常に歓迎します。 協力方法については以下をご参照ください。 | |||
== 日本語抄訳の方針 == | |||
底本は[[the Complete Lojban Language|CLL]]の[[the Lojban Reference Grammar|ドラフト版]]ですが、必要に応じて[http://mw.lojban.org/extensions/cll/ 進行中の改訂版]を参照します。改訂版のほうを底本としないのは、常に変化しているために、訳と原文の対応を確認しにくくなるからです。しかし、ドラフト版の中に見受けられる間違いや矛盾点を解消したり、レイアウト・例文番号などを整理したりするために、改訂版を参照するのは有用です。 | |||
疑問点や訳者の注釈を書き込む場合には、改行して、その行頭に # (ハッシュマーク、ナンバーサイン)を付けます。 | |||
抄訳なので、読者がロジバン文法を理解するために重要でない部分は省略します。逆に、原文に書かれていなくても、日本語話者にとって役立つ知識があれば、訳注として書きます。 | |||
原文には英語話者向けに書かれている部分がありますが、そのような部分は日本語話者にとって不要であると考えられるので、日本語訳では割愛します。 | |||
ロジバンの例文に対する逐語訳の部分は、基本的には割愛します。 | |||
ロジバンで書かれた文法用語は、発音の近いカタカナで表現します。英語で書かれた文法用語はできるだけ日本語に訳します。これらの術語を[https://github.com/ponjbogri/cll-ja/blob/gh-pages/vlaste.txt github 上の vlaste.txt]にまとめていき、訳語の統一を図ります。 | |||
== 抄訳への協力方法 == | |||
抄訳を共同で進めるために git を利用しています。 | |||
git は共同作業でのファイルの作成や変更を容易にするシステムです。 | |||
自分のコンピュータのハードディスク内に作る「作業用フォルダに関する情報を保存したリポジトリ」 (ここではローカルと呼ぶことにします)と、[https://github.com/ github]上に作られたリポジトリ(ここではリモートと呼ぶことにします)を同期させることができます。 | |||
また、[https://github.com/ github]上でファイルを編集することもできます。 | |||
抄訳にご協力くださる際には、以下の手順を参考にしてください。 | |||
=== 1. アカウント作成 === | |||
[https://github.com/signup/free github で、ご自分のアカウントを作成してください。] | |||
[http://ponjbogri.github.io/cll-ja/ CLL の抄訳]のリポジトリは [https://github.com/ponjbogri/cll-ja/tree/gh-pages こちら]にあります。 | |||
web 上だけで編集いただく場合は、 | |||
# [https://github.com/ponjbogri/cll-ja/tree/gh-pages この リポジトリ]をブラウザで開き、 | |||
# 右上の fork ボタンをクリックし、 | |||
# fork した リポジトリを編集し、 | |||
# New pull request ボタンをクリックして ponjbogri に pull request してください。 | |||
オフラインで編集なさる場合は、以下の手順にお進みください。 | |||
=== 2. git のインストール === | |||
[http://git-scm.com/download ご自分の OS 用の git をダウンロード]し、インストールします。 | |||
Windows 用には[http://code.google.com/p/tortoisegit/ TortoiseGit]というツールがあります。[http://sourceforge.jp/magazine/09/06/19/0340248 コマンドを入力することなく、コンテキストメニューから操作できます]。次節で説明する public key を[http://www.clear-code.com/blog/2009/7/8.html 生成するツールも含まれています]。 | |||
その他にも、github の Windows [http://www.koikikukan.com/archives/2010/08/04-235555.php (1)] [http://www.koikikukan.com/archives/2010/10/22-022222.php (2)] [http://labs.agenda-style.jp/blog/2009/08/git-hub.html (3)]や Mac [http://d.hatena.ne.jp/Seasons/20081220/1229750384 (1)] [http://d.hatena.ne.jp/goryugo/20081026/1225007428 (2)]での使い方が紹介されているようです。 | |||
インストール後、 git で使うご自分の名前とメールアドレスを設定しておきます(以下、$ で始まる行は、「$ の後に来る文字列をコマンドラインで打ち込む」という意味です): | |||
<code>$ git config --global user.name "Your Name"</code> | |||
<code>$ git config --global user.email [email protected]</code> | |||
=== 3. ssh の設定 === | |||
Windows や Mac については、上記の Windows や Mac での使い方のページに ssh の設定も書かれているようです。TortoiseGit を使う場合は、[http://www.clear-code.com/blog/2009/7/8.html 秘密鍵をPuTTY形式に変換してPageantに登録すれば、pullやpushなどの度に毎回パスフレーズの入力を求められることがなくなります]。 | |||
Linux の場合は[http://help.github.com/linux-key-setup/ github のヘルプページ:ssh の設定方法(英文)]をご参照ください。 | |||
ssh の設定によって、公開鍵 (public key) が得られます。 | |||
得られた公開鍵を、以下のようにして github に登録します: | |||
[https://github.com/account アカウント設定ページ]の 左の欄から「SSH 公開鍵 (SSH Public Keys)」を選び、「別の公開鍵の追加 (add another public key)」をクリックします。「タイトル (title)」欄に適当に入力し、「キー (key)」欄に公開鍵をペーストし、「キーの追加 (Add key)」ボタンをクリックします。これでローカルとリモートが接続できるようになります。 | |||
=== 4. ローカルの用意 === | |||
自分のハードディスク内の適当な場所に | |||
cll-ja | |||
というフォルダを作ります。 | |||
コマンドラインで、そのフォルダに移動します。 | |||
そのフォルダで、次のようにして、ローカル・リポジトリを作ります: | |||
<code>$ git init</code> | |||
gh-pages という branch を使えるようにします: | |||
<code>$ git symbolic-ref HEAD refs/heads/gh-pages</code> | |||
=== 5. 編集作業 === | |||
ローカルの情報をリモートの最新情報と同じにします: | |||
<code>$ git pull git@github.com:ponjbogri/cll-ja.git gh-pages</code> | |||
自分のハードディスク内の cll-ja フォルダで | |||
5.1. 既存のファイルを変更したり | |||
5.2. 新しいファイルを作ったり | |||
5.3. 既存のファイルを削除したり | |||
します。 | |||
その後、以下のようにしてローカルに変更情報を反映させます: | |||
==== 5.1. 既存のファイルを変更した場合 ==== | |||
<code>$ git commit -a -m "編集内容の説明"</code> | |||
上の[編集内容の説明]という部分は、編集した内容に応じて入力してください。 | |||
例:「番号の修正」「術語変更」「第3章追加」「**というより、むしろ@@」など。 | |||
==== 5.2. ファイルを新しく作った場合 ==== | |||
まず、 | |||
<code>$ git add 新しく作ったファイル名</code> | |||
とし、あとは 5.1 と同じ。 | |||
==== 5.3. 既存のファイルを削除した場合 ==== | |||
まず | |||
<code>$ git rm 削除したファイル名</code> | |||
とし、あとは 5.1 と同じ。 | |||
=== 6. リモートへの反映 === | |||
ローカルの最新情報をリモートの情報に反映させます: | |||
<code>$ git push git@github.com:ponjbogri/cll-ja.git gh-pages</code> | |||
あとは、編集作業をする度に手順 5 と 6 を繰り返すだけです。 |
Latest revision as of 05:17, 5 January 2016
抄訳の手直しのお願い
2011年1月に、東京での The Complete Lojban Language (以下 CLL)勉強会から CLL を日本語抄訳するプロジェクトが発足しました。 手直しの pull request を常に歓迎します。 協力方法については以下をご参照ください。
日本語抄訳の方針
底本はCLLのドラフト版ですが、必要に応じて進行中の改訂版を参照します。改訂版のほうを底本としないのは、常に変化しているために、訳と原文の対応を確認しにくくなるからです。しかし、ドラフト版の中に見受けられる間違いや矛盾点を解消したり、レイアウト・例文番号などを整理したりするために、改訂版を参照するのは有用です。
疑問点や訳者の注釈を書き込む場合には、改行して、その行頭に # (ハッシュマーク、ナンバーサイン)を付けます。
抄訳なので、読者がロジバン文法を理解するために重要でない部分は省略します。逆に、原文に書かれていなくても、日本語話者にとって役立つ知識があれば、訳注として書きます。
原文には英語話者向けに書かれている部分がありますが、そのような部分は日本語話者にとって不要であると考えられるので、日本語訳では割愛します。
ロジバンの例文に対する逐語訳の部分は、基本的には割愛します。
ロジバンで書かれた文法用語は、発音の近いカタカナで表現します。英語で書かれた文法用語はできるだけ日本語に訳します。これらの術語をgithub 上の vlaste.txtにまとめていき、訳語の統一を図ります。
抄訳への協力方法
抄訳を共同で進めるために git を利用しています。
git は共同作業でのファイルの作成や変更を容易にするシステムです。
自分のコンピュータのハードディスク内に作る「作業用フォルダに関する情報を保存したリポジトリ」 (ここではローカルと呼ぶことにします)と、github上に作られたリポジトリ(ここではリモートと呼ぶことにします)を同期させることができます。
また、github上でファイルを編集することもできます。
抄訳にご協力くださる際には、以下の手順を参考にしてください。
1. アカウント作成
web 上だけで編集いただく場合は、
- この リポジトリをブラウザで開き、
- 右上の fork ボタンをクリックし、
- fork した リポジトリを編集し、
- New pull request ボタンをクリックして ponjbogri に pull request してください。
オフラインで編集なさる場合は、以下の手順にお進みください。
2. git のインストール
ご自分の OS 用の git をダウンロードし、インストールします。
Windows 用にはTortoiseGitというツールがあります。コマンドを入力することなく、コンテキストメニューから操作できます。次節で説明する public key を生成するツールも含まれています。
その他にも、github の Windows (1) (2) (3)や Mac (1) (2)での使い方が紹介されているようです。
インストール後、 git で使うご自分の名前とメールアドレスを設定しておきます(以下、$ で始まる行は、「$ の後に来る文字列をコマンドラインで打ち込む」という意味です):
$ git config --global user.name "Your Name"
$ git config --global user.email [email protected]
3. ssh の設定
Windows や Mac については、上記の Windows や Mac での使い方のページに ssh の設定も書かれているようです。TortoiseGit を使う場合は、秘密鍵をPuTTY形式に変換してPageantに登録すれば、pullやpushなどの度に毎回パスフレーズの入力を求められることがなくなります。
Linux の場合はgithub のヘルプページ:ssh の設定方法(英文)をご参照ください。
ssh の設定によって、公開鍵 (public key) が得られます。
得られた公開鍵を、以下のようにして github に登録します:
アカウント設定ページの 左の欄から「SSH 公開鍵 (SSH Public Keys)」を選び、「別の公開鍵の追加 (add another public key)」をクリックします。「タイトル (title)」欄に適当に入力し、「キー (key)」欄に公開鍵をペーストし、「キーの追加 (Add key)」ボタンをクリックします。これでローカルとリモートが接続できるようになります。
4. ローカルの用意
自分のハードディスク内の適当な場所に
cll-ja
というフォルダを作ります。
コマンドラインで、そのフォルダに移動します。
そのフォルダで、次のようにして、ローカル・リポジトリを作ります:
$ git init
gh-pages という branch を使えるようにします:
$ git symbolic-ref HEAD refs/heads/gh-pages
5. 編集作業
ローカルの情報をリモートの最新情報と同じにします:
$ git pull [email protected]:ponjbogri/cll-ja.git gh-pages
自分のハードディスク内の cll-ja フォルダで
5.1. 既存のファイルを変更したり
5.2. 新しいファイルを作ったり
5.3. 既存のファイルを削除したり
します。
その後、以下のようにしてローカルに変更情報を反映させます:
5.1. 既存のファイルを変更した場合
$ git commit -a -m "編集内容の説明"
上の[編集内容の説明]という部分は、編集した内容に応じて入力してください。
例:「番号の修正」「術語変更」「第3章追加」「**というより、むしろ@@」など。
5.2. ファイルを新しく作った場合
まず、
$ git add 新しく作ったファイル名
とし、あとは 5.1 と同じ。
5.3. 既存のファイルを削除した場合
まず
$ git rm 削除したファイル名
とし、あとは 5.1 と同じ。
6. リモートへの反映
ローカルの最新情報をリモートの情報に反映させます:
$ git push [email protected]:ponjbogri/cll-ja.git gh-pages
あとは、編集作業をする度に手順 5 と 6 を繰り返すだけです。